COLUMN

コラム

2023.06.09Affliction

★Afflictionと関係が深いエメリアエンコ・ヒョードル【Part3】★

ドナルド・ジョン・トランプ(左)、Affliction(アフリクション)CEOボブ・ミアーズ(中央)、メリアーエンコ・ヒョードル(右)の3名が並ぶ、2008年夏 カリフォルニア州アナハイムのホンダセンターで行われた 総合格闘技大会 ” Affliction Banned(アフリクション・バンド)” での一幕。

 

この頃のAffliction(アフリクション)は、勢いがありました。スタートして数年しか経っていないアパレルメーカーでありながら、強い選手をサポートしたことにより、UFCの選手がこぞってAffliction(アフリクション)のTシャツを着てリングに登場! 一夜にして有名ブランドになりました。

 

ドナルド・トランプの協力の元、Affliction(アフリクション)と総合格闘技団体「Adrenaline MMA」が共催し、格闘技大会の実施に至るのですが、この事により総合格闘技界がバトル!!

 

それまで、Affliction(アフリクション)と言うブランド名はUFC中心に広がっていたので、UFC団体は怒ってしまい、大会で選手がAffliction(アフリクション)のTシャツを着ることを禁止しました。

 

これに対抗するかの如く、皮肉めいた大会名「Affliction Banned(banned=日本語訳:禁止された)」を付け、Affliction(アフリクション)は総合格闘技ビジネス界に進出、これが第一回目のMMAの大会となったのでした。

 

またこの大会が、世界初の総合格闘技の統一タイトルである初代WAMMA(World Alliance of Mixed Martial Arts)の世界ヘビー級王座決定戦となったのでありました。

この時のヒョードルのファイトマネーが200万ドル(今のレートで約2.8億円)、対戦者のティム・シルビアは80万ドル(約1.1億円)と言われていました。 勿論ヒョードルが勝利!

 

ヒョードルは柔道が根底にある総合格闘家で、RINGSワールドタイトル決定トーナメントヘビー級で優勝後、2003年、2004年、2005年PRIDEヘビー級王座に君臨、10年間無敗という記録を持つ鉄人でした。Affliction(アフリクション)が最も愛したファイターでもありました。

2012年引退後、ロシアスポーツ省特別補佐官とロシア格闘技連盟の代表に就任し、2014年のソチオリンピックの聖火リレー走者を務め、ロシアMMAの監査部門会長の座にありましたが、2022年に突然辞任。

一説によると、プーチンと交流が深くウクライナ侵略にも関りがあるようで、その後のヒュードルの様子は伝わって来ていません。

 

参考サイト:

・ウィキペディア:エメリヤーエンコ・ヒョードル

・Acai Cafe

・afflictionclothing.com

 

Go Top