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コラム

2021.04.06BLOG

矛先を変えて・・・・・・

新しい年度！毎年この時期、皆が年始とは別の目標を持ったり、新しい事を始めたり、4月はきっかけの月です。

今日は「セレクトショップ」にフォーカスし、今後どのように生き残っていくのか？ドラゴンハートも含めて、お話させて頂きます。

橋下徹氏が大阪府知事だったころ、インタビューで言ってた事が忘れられません。「もっと民間が努力すべきです。頭を使ってアイディアを出していくもんだ。」　確かにその通りです。

コロナ渦の今、その通り！アイディアがある・ないで、明暗を感じざるを得ません。

ドラゴンハート品川店がプリンスホテルに入っていた頃、毎月プリンスホテルに入っているテナント全店が出席の月例会議がありました。

ホテル側からの連絡が主でしたが、いい事に各店に発表の場が与えられていました。先月の結果、今月の目標、どうやって目標をクリアするか、など与えられた時間で自由に発言できました。ホテルがインバウンドを意識し始めた2016年頃からは、免税で購入したお客様の数と、免税購入額が全体の売上に占める割合も発表しました。

ドラゴンハート品川店は、ホテルがインバウンドを意識し出した頃から、正直を申しますと、お客様が増えない、お客様が再度訪れない、と悩みを抱える毎日を過ごしていました。

ドラゴンハートはインポートのセレクトショップなので、インバウンドよりむしろ、地元のお客様、品川プリンスホテルをご利用のお客様に向いていました。「私は洋服はドラゴンハートで買うわ～」、「東京に来たら、必ずドラゴンハートに寄るの」と言うお客様に、ずっと来て頂けるお店に重きを置いていました。

そういう意味では、インバウンド向きのホテルとはベクトルが同じ方向に向いていなかったのだと、今になって感じます。

また、仕入れ担当の私が、隔月の渡米をしなくなり、段々とドラゴンハートの個性が薄れて行った事も大きな原因でした。

今、オンラインショップになり、時々イベントを行って、本当にスタートに戻った感じで日々業務を行っています。改めて、お客様、お店、商品、従業員、これからのドラゴンハート（Affliction Store含め）を考える時間をたくさん頂戴したと思っています。

悲しい事に、橋下徹元大阪府知事がおっしゃっていた様に、頭を使って考えてアイディアを出せないでいます。凝り固まった頭はなかなか柔軟にならず、じたばたするだけ、やるかやらないかのジレンマに悩む今日この頃です。

今日は、”矛先を変えて時代に乗っているセレクトショップ” をご紹介します。

福岡県八女市の地区文化に重きを置き『うなぎの寝床』と言うポータルサイト（情報サイト）を作り、地区の特産物を今風に変化させ、全世界に配信している地区文化商社に興味を持ちました。4月6日のモーニングサテライトにオリジナル商品の「MONPE / モンペ」が取り上げられていました。

200年以上にわたって織られる久留米絣を使い、昔ながらの織り機を使用し、限りなく手織りに近い風合いで、モンペを仕上げていきます。

モンペと言うと、農作業とか掃除とかのイメージしかわかなかったのですが、こちらのモンペは軽くて通気性が良く、丈夫な素材なので、ハイキング、ジョギング、ヨガ、医院の制服、ビジネスパンツとしてと多岐にわたって、その機能が発揮できるアイテムと発展・進歩しています。

即お店に行きたいと言いたいほど、素材に触ってみたい、着てみたいと思いました。

眠ってしまうかもしれないモンペを、見事に今風に、スタイリッシュに素敵に、そして全世界に発信されています。流石！矛先を変えて時代に乗っています。　↓　八女市本町にあるショップ『うなぎの寝床旧丸林本家』です。　　引用：『うなぎの寝床』ホームページ　→ https://unagino-nedoko.net/