コラム
2020.09.09BLOG
これからのビジネススタイル
ドラゴンハート品川店が閉店して、半年が経ちました。
店舗がないと言う事は、弊社にとって切実に悲しい事なのですが、新しい生活スタイル、ビジネススタイルに変えていかなければ、存続が難しいと考えるとやむを得ない決断でした。
今の状況が落ち着いて、皆が楽しく集まったり、外食・買い物で大手を振って歩けるような日が来たら、必ずお店を再オープンさせたいと考えています。
その日まで、少々買いにくいかもしれませんが、オンラインショップでご購入をお願いします。
私が店舗をやったり、飲食店をやったりするのは、そこに集まる人々。その人々との関わり合いが楽しくてやっているのです。昔から好きなのはマーケットです。
⬆写真:Travel.co.jp
母に連れられ始めて行ったマーケット・パリのクリニャンクールの蚤の市
古いランプや素敵なアクセサリーがいっぱい!「恭子ちゃん、お店の人に安くしてって言うのよ」と母に言われ、小学生ながらに ” この駆け引き面白い!” と感じていました。
そこが発端かどうかわかりませんが、今商売をやっていて、楽しいと感じています♪
⬆クリニャンクールの蚤の市で母に買ってもらったブレスレットとリング。
いまだヘビーローテーションで使っています。45年前購入の物!
当時日本では買えなさそうな(小学生でしたから、アクセサリー自体知りませんでした)~
流行を追わず、個性で選ぶと、古さを感じさせないと思いませんか?
さて本日ブログに書きたいこと…..それは新しい生活様式なのか、販売そのものの考え方が変化しているのか、実体験に基づいて書かせて頂きます。
店内にはオーダーシートが設置、大きなメニューが壁に貼っていある。オーダーシートにチェックしてレジに持っていくと、ビニールシートで覆われたレジの奥の店員が、オーダーシートを確認し会計をしてくれる。
作られたランチボックスは、「お待たせいたしました。〇〇ランチボックスでございます。ありがとうございました。」と店員に言われ、受け取る。
カウンター越しに店主と「マスター今日のコーヒー何??」
「今日はハワイのコナコーヒーだよ! だってシーズンだろ?」
なーんて会話は必要ないのかな?
店員は、全員同じキャプをかぶり、同じエプロンをし、同じマスクをし、どんな人が作っているのか?どんな人が会計をしてくれたのか?全く分からない。
店員に会計時、オーダーシートのチェック項目を「 〇〇ランチボックス でよろしいでしょうか?」問われると、「そのオーダーシートにある通りです」と言う方もいる。
これであれば、オーダーシートに載っている総菜がすべて設置された自動販売機で、好きな総菜をボタンひとつ押せば、正確な容量の食材が出てくる….
そうなんだ、ロボットでいいんだ。 もはや店員は必要ない??
⬆実際にロボットがサービスをする「養老乃瀧池袋店」
期間限定で一杯500円でアルコールを提供していました。
アルコール分量を間違えることなく、正確に入れる。女性のかわいい声付きで。
無人の店舗に黙って入り、黙って購入し、黙って食べて、黙って店を去る…そんな時代は間もなくやってきます。
⬆神奈川新聞より
そんな世の中にはなって欲しくない! 人が集まる、人が会話する、人が触れ合う日が戻ってくることを切に願います。